大阪都構想に反対します。

お久しぶりです。社労士試験の勉強をするからと言ってブログの更新を辞めてから約1か月。正直言って社労士の勉強は進んでいません。しかし、明日は大切なことがあるので、1か月ぶりに更新したいと思います。

 11月1日は大阪都構想住民投票の投票日です。普通の選挙と違って、選挙当日でも賛成や反対の意思表示をすることができるということらしいので、日付的におそらく11月1日になると思いますが、それでもお構いなく書いていきたいと思います。

 私は、大阪都構想に反対します。以下にその理由を述べます。なお、これは私の個人的な意見であり、おそらく誰の参考にもならないと思いますが、個人的に書かないと気が済まないので書くだけのことです。事実ではないということも(おそらく推進派の方から)指摘があろうかと思いますが、対応している暇はないので無視(ブロック)します。

名前に対する違和感

 京都で生まれ育った者として、まず「大阪都」という名前に違和感を感じます。「都」と呼べるのは、日本では東京だけです。皇族の皆様が東京にお移りになって、内閣も国会も東京に現存するので、東京以外の場所が「都」を自称することはあってはならないことです。「京都府京都市」などと名乗らせていただいていますが、これはただの地名です。福岡県にある京都郡と同じです。「大阪都」でいうところの「都」とは日本語としての意味が違います。実際はこの法案が通っても「大阪都」にはならないらしいですが、そうなるかのようなタイトルを名乗った時点で偽証にあたります。

 京都の人間はこのように謙虚な気持ちで東京と向き合わせていただいております。しかし、大阪の、特に今回の都構想を支持しているような人たちは、東京に対抗して、大阪こそがナンバーワンと思っている節があります。

 例えば、京都は大阪とテレビの放送地域を共有しているので、京都では大阪のテレビ局が放送しているチャンネルを見ているのですが、大阪のテレビ局では、東京発信の番組よりも、大阪発信の番組が優遇されるケースがあります。(それについては以前noteに書いたことがあるので、そちらをご覧ください。)東京ローカルの話題で、どこそこのケーキ屋がおいしいとかそういう話は必要ないですが、そうでないところまで大阪の番組が侵食してきていて、吉本の芸人が内輪ウケしかしないネタで盛り上がっているような番組が横行しています。今ではテレビだけが娯楽ではありませんし、いくらでも思い通りにする手段はあることはあるのですが、幼少期からのトラウマは今まで残っています。

 ちなみに、この大阪都構想の報道特番のせいで、明日の「麒麟がくる」は関西だけ地上波の放送が15分遅れるらしいですね。まぁどうせ自分は録画で見るのでいいですけど、他の地域から取り残された感は否めないですよね。

政策に対する拒否感

 そんなわけで、個人的に大阪の人は好きではありません。個人レベルではそうでもないかもしれませんが、別に大阪に知り合いも少ないので特に問題ありません。なので、大阪都構想が実現したら大阪の人の暮らしがどのように変わるのかという点については、基本的に興味はありません。それなのに、そして有権者でもないのになぜ大阪都構想に反対するのかというと、一言でいえば大阪維新の会に政界から退場してほしいからです。

  ネット界では、ちだいさんとおっしゃる、NHKから国民を守る会を政界から追放することに命を懸けておられる方がいらっしゃいます。彼がそのような活動をしている趣旨はとても理解できますが、私にはそこまでの情熱と度胸(とお金と時間)がありません。でももしあれば、大阪維新の会に対して、それぐらいのことをしたいです。(というか、政治家そのものを信用していないということは以前書いたことがありますが。)

 大阪維新の会の政治は、一言でいえば無駄を削る政治です。(その割には、今回の住民投票の実施にも莫大な府民血税が使われますし、もし通ったとしても、色々な変更をしないといけないので、そこでも莫大な府民血税が使われます。)今回の大阪都構想も、大阪府大阪市の二重行政を解消するとかいう触れ込みですが、それなら我らが京都府も、京都市京都府の二重行政が問題になってもおかしくありません。しかしそういう声は聞かれません。神奈川や静岡や福岡のように、県内に複数の政令指定都市を抱えているところはどうなるのか。というか、当の大阪府自体も、大阪市堺市という2つの政令指定都市を抱えているのに、大阪市だけ二重行政を解消して、堺市はそのままというのも理屈が通りません。どうせするのなら、大阪市堺市を合併して、その上で区制をしくべきです。堺の町衆が黙ってはいないと思いますが。

 それから、自分たちの手足となって働いてくれるはずの、公務員の削減にも熱心です。(その割には、大阪府氷河期世代対象の職員募集をやっていましたが、おそらく形だけでしょう。それにそんな上司の下で働きたくないので、応募もしませんでした。)公務員の削減は、住民サービスの低下につながります。大阪市営地下鉄や市バスが民営化されたのは記憶に新しいところです。ないとは思いますが、もし警察や消防といったライフラインまで手を付けてきた場合は、今回の住民投票で賛成票を投じた人は、責任をもって対処してほしいものです。

 「無駄を削る」とは、「弱者を見捨てる」という意味です。公務員を減らしたので、いわゆる「公助」ができない。つまり「自助」や「共助」ができない人は、社会から退場してもらおうという思想です。公にすると炎上するので言ってないだけだと思いますが、本音では、西成区のあいりん地区などは地区ごと更地にして、カジノでも誘致したいと思っているはずです。大阪維新の会ならやりかねません。

 社会人生活のほとんどを、社会的弱者の救済に尽くしてきた自分にとって、このような政策を推進する政党は存在自体が許せません。したがって大阪維新の会には退場していただく以外にありません。議員や首長を決める選挙ではないので、今回の住民投票の結果が、直接私の目的を達成するものではありませんが、看板政策が2度にわたり否定されるとなると、さすがにダメージが大きいのではないでしょうか。そのようなダメージを与えるためにも、良識ある大阪府民の皆さんは、大阪都構想の投票には反対の清き一票をお願いいたします。京都の草葉の陰から応援しています。

なお、大阪都構想に対する各界の学者の方の意見は、こちらをご覧ください。