割れなかったガラス。

7月から仕事が始まったので、週末しか記事を書けなくなったのですが、先週書いたソロフェスの記事が、アクセス数のわりに反響が少なかったので、若干へこんでいます。しかし今週もアイドルの話です。

 欅坂46が4年間の活動を休止し、新しい名前になって新しく生まれ変わるそうです。

 今までシングルを発売して、握手会をしてというサイクルを繰り返していたところ、1年以上前から新曲の発売がなく、時々ライブをするだけになり、今年の1月に絶対的センターの平手友梨奈が脱退して、いよいよ後がないと思われていましたが、やはりそうでしたか。まぁおニャン子の2年半に比べれば持った方です。

 乃木坂46が清楚路線だったので、それに対抗するためには今の路線でやっていかないとというのはわかるのですが、さすがは秋元康価値観が20世紀からアップデートされていない。大人や社会への反抗なんていうは、いわゆる中二病と言われて今では嘲笑の対象なのに、それが分かっていない。オーディションにはおそらく乃木坂みたいなアイドルになれると思って受けに来ていただろうに、できてみればその路線となれば、メンバーが困惑するのも分かります。

 それとやはり大きかったのは長濱ねるが発端となったひらがなけやき問題でしょうか。その経緯についてはこの記事に詳しいです。

 こうしてできた「ひらがなけやき」は、その後日向坂46となり、乃木坂46と同じ清純派路線で飛躍してきます。長濱さん自身も、その後正式に欅坂46に加入するも昨年7月に卒業し芸能活動を休止。最近また復帰していますが、あのグループではやりにくかったんだろうなぁと思われます。

 あと良くも悪くも平手友梨奈の存在感が大きすぎた。秋元康の寵愛を受け、彼女一人がケガをしてライブに出られないだけで、ライブ自体がなくなるという事態までおきると、それ以外のメンバーにとっては気分がよくないのも分かります。その平手さんが突然この1月に脱退。そして半年後に活動休止。この間、コロナで身動きが取れなかったというのもあって色々考えたのでしょうけど、平手抜きの欅坂は考えられないという判断だったのでしょう。

 今後についてですが、何度も言っているように、今はソーシャルディスタンスの時代です。舞台上に人が密集するスタイルのグループは、これからのwithコロナの時代にはふさわしくありません。それを見越して、すでにハロプロでは個人技にフォーカスして公演を再開したのは先週お伝えした通りです。(それですら、最近舞台公演でクラスターが発生したこともあり、東京事変の公演の時のように叩かれる可能性があります。)坂道運営にそれをする胆力があればいいのですが…

 ということで、当分の間グループとしての活動はできないと思われます。グループとしての活動を再開するのであれば、まず白石麻衣の卒業公演をどうするのかを解決する方が先です。グループとしての活動ができないので、今後どうするのかはメンバー本人に任せるのがいいと思います。地下アイドル界隈からは即戦力として見込まれるかもしれないし、女優とかのオーディションに挑戦するもよし、学業に専念するもよし、芸能界から足を洗うのもいいでしょう。また、厳しい道にはなるとは思いますが、ソロで歌手デビューするとか、YouTuberになるとか、そういう選択もあると思います。一度リセットすると決めた以上、運営は彼女たちを拘束するべきではありません。

その結果どれだけの人が今の地位にとどまるかわかりませんが、いずれ新しく生まれ変わるつもりらしいです。といっても同じ路線はもうできないし、日向坂が結局乃木坂と同じ清純派路線になったので、もうパターンは出尽くした感があります。AKB48の次が乃木坂46になったので、今度は44がつくのでしょうか。というか、そろそろあそこも、今までのビジネスモデルが時代に合わなくなってきていることを気づいた方がいいと思うのですが…

今後の欅坂46の予定としては、8月21日には「誰がその鐘を鳴らすのか」という新曲を配信限定で発売するんだそうです。「あの鐘」なら、すでにもう48年も前に、誰が鳴らすのかは明らかにされているのですが、「あの鐘」と「その鐘」は違う鐘なんでしょうか。というのはともかく、配信限定ということは、一人が何枚も買うことはできないですよね。売り上げがどこまで落ちるのか注目です。そして10月には「ラストライブ」をやるんだそうです。10月にライブができるような状態になるというのはまた大した自信ですが、配信ライブをやってお金を取るという形にするのでしょうか。幕張メッセとかを借りて、ソーシャルディスタンスを保つために、お客さんも入れず、ステージも組み立てず、更地のうえでパフォーマンスするとかなら、まだわからなくはないです。

どんな時代でも、「時代に合わなくて衰退した職業」というのは色々あるわけで、特に、コロナのような大きなきっかけがある時ならなおさらです。今からまたステージ上に10人も20人も密集するようなグループを作るのは愚の骨頂です。いい機会なので、これからの身の振り方について、よく検討されることをお勧めします。

なお、本気で改名したいというのなら、同じアイドル業界で改名したアンジュルム(旧名スマイレージ)などを参考にするといいと思います。