遅ればせながら、2020年のマイベスト10を書いてみようと思います。すぐにMVが貼れるので、いい時代になったなぁ。
第10位:東京事変「赤の同盟」
2020年は東京事変再生の年。2月29日に、コロナ禍の初期にも関わらず、東京国際フォーラムでのライブを決行し、賛否両論が巻き起こったのは記憶に新しいところです。そんな東京事変さん、今年も継続して活動してくことになったそうで。まぁ色々ないきさつからして、今年もやらざるを得ないだろうなぁ…しかし、これだけのキャリアがあっても、未だに積極的に動いていく林檎さんは素晴らしいです。
第9位:星野源「うちで踊ろう」
【NHK紅白】星野源『うちで踊ろう(大晦日)』フル・バージョン
まさに2020年を代表する1曲。オリジナルバージョンを貼ってもよかったけど、紅白バージョンの方が色々入っていてお得なのでこっちにしました。今の時代だからできる、斬新な発想でしたね。この曲のことについては、当時書いた文章があるので、そちらを見ていただければ。そういえば安倍元首相のあの動画、まだ見られるんだろうか。特に検索しようという気にもならないけど。あと首相は菅さんになったけど、菅さんだったらどんな感じになるんだろう。そもそも参加するのか分からないけど。
第8位:森七菜「スマイル」
一度聞くとクセになって忘れられなくなる曲。デビュー曲は小林武史プロデュースだったので、いかにも彼が好きそうな感じだったけど、この曲はまた違った一面を見ることができた。こういう「ヘタウマ」というジャンルは、専業の歌手だったら叩かれていただろうけど、女優との兼業の歌手で、19歳の若手なら許される傾向がある。いいことではないと思う人もいるかもしれないけど。先日大手事務所への移籍が明らかになったけど、あまりニュースとかにならないのは、やはり大きな事務所だと報道管制とか敷かれているんですかね。SMAPやのん(能年玲奈)の時とは大きな違いです。別に大手事務所に入れてよかったねと思うし、前の事務所を裏切ったとかそんなことは全く思っていません。
第7位:ポルカドットスティングレイ「JET」
なんかこういう疾走感がすごい曲の雰囲気と、ハンサムショートの似合う女性ボーカルが好きなんだよねぇ。バンド名は長いけど。他にもいい曲は色々あるけど、今年の曲でいえばダントツにこれがいいと思う。年末にアルバムも出して、これもよさそうだけど、どこかでブレイクのきっかけをつかめないものか。今はそのきっかけも多様化していて、どこでどうなるか分からない時代だからなぁ…といって私が個人的に推しているアーティストってそこまでブレイクしないんだけどなぁ…
第6位:藤井風「優しさ」
間違いなく2020年の最優秀新人(男性では)。断ったのかもしれないけど(そういえば彼がテレビで歌っているのを聞いたことがない)、なんでレコ大とかにかすりもしなったのだろう。デビュー曲「何なんw」もいいけど、この曲もいい。「2021年の音楽業界は藤井風を抜きにして語れない!」と言えるぐらいになってほしい。それから声がまんまオリジナルラヴの田島氏なので、「接吻」のカバーとかやってみてほしい。逆に田島氏が彼の曲をカバーしたりして。
第5位:DISH//(北村匠海)「猫」(THE FIRST TAKE ver.)
この曲を2020年のベスト10に入れていいものか迷いました。原曲は2017年発売。作詞作曲はブレイク前のあいみょん。しかし、2020年の音楽を語るうえで、「THE FIRST TAKE」の存在を抜きにしては語れないので、同チャンネル出身のこの曲があってもいいのかなと思って入れました。DISH//って以前は名前ぐらいしか知らなくて、スターダストのアイドル風バンドだと思っていたので、こういう曲も歌うんだと思って感心しました。しかしもともとシングルのカップリング曲だったのに、よくここまで出世したよね。
第4位:アンジュルム「ミラー・ミラー」
今一番脂がのっていると思われるアンジュルム。ハロプロにとどまらず、他のアイドルを見渡しても、最先端を走っているのではないでしょうか。もともとメンバーの個性が際立っていることで知られていましたが、昨年加入した新メンバーも皆独特の雰囲気を持った人たちで、グループの今後に目が離せません。この曲は、作詞が安定の児玉雨子さん、作曲が安定の平田祥一郎さんですが、作曲は外国の方の共作だそうで、新機軸がみられます。皆さん、マックフルーリーのCMや「あざとくて何が悪いの?」に出演して注目されている「かみこ」こと上國料萌衣さんが所属しているのはこのグループです。誰か見抜いて!
第3位:鈴木雅之「DADDY! DADDY! DO! featuring 鈴木愛理」
一昨年からアニソン業界に進出した鈴木雅之氏。アニソンファンにも好意をもって迎えられているようです。昨年は懇意にしているプロデューサーからの紹介で、同じ苗字の、娘ほど年の離れた(といっても本当の娘ではない)鈴木愛理とコラボすることになりました。雅之氏の実力もさることながら、愛理さんのしっかり爪痕を残しています。愛理さんはこれでソロでも実績を残せたら言うことないんですけどねぇ…ハロプロどころかアイドル界にも大きな足跡をのこせるのに。この曲をいいきっかけにしてほしいものです。(去年の紅白は残念でした。)
第2位:フィロソフィーのダンス「ドント・ストップ・ザ・ダンス」
そもそも去年の2月に、モーニング娘。'20・ももいろクローバーZ・AKB48が共演するということで注目されたNHKの音楽番組「RAGAZZE」で彼女たちを見たのが最初でしたが、こういう音楽をやるグループが最近なかったし、そういう意味で新鮮でした。関係あるのか分からないけど、ブログのタイトルに引用してしまったというのもあるし。一応「アイドル」というくくりらしいけど、個人的にはリトグリと同じジャンルだと思う。賛否両論ありますが、
ソウルと脳トロと電波とアイドルが一緒にグループやってる『フィロソフィーのダンス』 - kansou
が熱量あります。はてな民にも人気が高いみたいです。
第1位:赤い公園「オレンジ」
今年の音楽業界、というか芸能界全体として大きなニュースになったのが、若手芸能人の相次ぐ死亡。竹内結子さんや三浦春馬さんなどの俳優さんもさることながら、音楽界では赤い公園の津野米咲さんが29歳の若さで急逝。死因については色々言われているようですが、hideさんや尾崎豊さんと同じようなものだととらえるようにしています。津野さん率いる(といっても過言ではない)赤い公園が、津野さん逝去後に発売(とはいえ、この作品の制作には参加している)したのがこの曲。両A面ですが、もう1曲は「pray」というシャレになってないタイトルなのでこちらで。「赤い」公園なのに「オレンジ」というところがなんとも。こんな曲を作れる人がまさかあんなことになるなんて。赤い公園は、ボーカルが抜けても、新しいボーカルを連れてきて活動再開するぐらい生命力の高いバンドですが、今回の事態を受けてどうなるのでしょうか。